なぜ英語が出来ない?
英語に接する時間が少ない!
英語が出来ない最大の原因は、英語に接する時間が少なすぎるということです。我々は日本に住み、日本語を使って生活しています。英語に関わる仕事に携わるか、ネイティブの友人でもいないかぎり、日常生活では英語に触れる機会はほとんどありません。第二言語の習得には、それに接する時間を増やすことが一番だと思いますが、普通の生活ではこれが叶いません。
また、厄介なのは、日本語と英語は、言葉のしくみが違いすぎるということ。英語を学習した後、また普段の生活に戻って日本語を使う...。せっかく英語的な『からだ』になりかけたところで、また日本語的な『からだ』に戻ってしまう。英語と日本語の文字やしくみが似ていれば、たとえ日本語の生活に戻っても、ある程度は学習の成果が『からだ』に残ります。ですが、日本人にとっての英語の場合、しばらく英語に触れなかったら、それまでの成果がいっぺんに消えてしまうほど、両者には違いがあるのです。
これは、中国語を例にとると分かりやすいかもしれません。中国語は発音は難しいですが、「漢字」という点では、中国語を学んだ経験がなくても、日本人はある程度意味を想像することができます。日本語の土台の一部が漢字に由来するので、特に努力をしなくても意味を想像できるものもあるし、学んだ内容が吹っ飛んでしまうということは英語よりも断然起こりにくいといえます。これと同じことが、英語圏以外のヨーロッパの人々に当てはまります。彼らはアルファベットという共通の文字を使い、ある程度の語彙を共有しているので、我々日本人よりも、学んだ英語が消えにくいはずです。
我々日本人は、普通に生活していては、英語に接する機会がほとんどありません。当たり前のことですが、我々日本人が英語が出来ない最大の原因は、英語に触れる時間が少なすぎるということです。
英語に接する時間の習慣化
英語に接する時間が少なすぎるのが英語が出来ない主たる原因とするならば、それを増やしてやる必要があります。とにかく、どんな形であれ、一日のなかで英語に接する時間を、5分でも10分でも、強制的に増やすのです。そのとき気をつけたいのは、それを習慣化させるということ。朝起きて顔を洗って歯を磨くように、一日の生活の中の一部として、その時間を組み込んでしまうのです。最初はしんどくても、習慣化してしまえばこっちのものです。
心理学か何かだったと思いますが、
人の記憶や行動は、約3週間(21日)で習慣化するというのを読んだことがあります。最初は苦痛を感じるかもしれませんが、一日30分(15分)でも、出来る範囲から、英語に触れる時間を作って、それをまず3週間続けてみる...3週間後には、きっと始めた時よりはずっと楽になっているはずです。
こんな例えを聞いたことがあります。飛行機が空を飛ぶとき、一番大変なのは(燃料を食う!?)、離陸と着陸の時だ...。つまり、いっぺん上空に上がってしまえば、後は慣性で飛ぶことができる。学習にも同じことがいえます。いったん学習をやめてしまって、またしばらくして始めると、最初と同じかそれ以上の労力が必要になります。「もう一回最初からスタートする」という気分が、重くのしかかってきます。でも、例え少しの時間であってもそれをずっと継続していれば、それほどの労力を必要とせずに、比較的楽に続けられるものです。誰もが、なんらかの形でそんな経験があるはずです。
英語に接する時間の習慣化!!これに成功すれば、第一関門突破といったところでしょうか...。
とはいっても、これまで、中学→高校→(大学)→(社会人)と、ずっと英語を学んできたにもかかわらず、そのかけた時間と労力にしては、成果が悪すぎる!!というのが、大多数の日本人の共通認識ではないでしょうか。なぜ英語が苦手なのか???
このことについて、続きのページで、いくつかの視点から考えてみたいと思います。